柚子
生活の中の自然健康食 柚子
柚子に関して韓国の医学書では「柚子を食べると気分が明るくなり、体が軽く感じられ、寿命が伸びる」と書かれるほど身体に良い果物で、韓方(韓国の漢方)の薬剤としても使われてきました。韓国産の柚子は、香りが高く、果皮が厚くて効能も優れています。柚子はビタミンCをレモンの3倍以上含んでおり、身体を温める効果もある為日常的に摂取することで風邪の予防になります。また柚子の果肉に豊富な有機酸の中にはクエン酸が多く含まれており、疲労疲労回復にも効果があると言われています。
様々な効能があることから、韓国では果肉のみならず皮から種まで利用されており、種を抽出した水で顔を洗ったり入浴をすることで皮膚の弾力感も増加する生活の中の健康食材です。また、皮には抗参加物質のポリフェノールとフラボノイドが豊富で、この抗酸化効果は主に老化防止にも役立ちます。
高興(コフン)郡の柚子
韓国で柚子は840年に当時新羅の将軍であった張保皐(チャン・ボゴ)が中国から伝えたと言われており張保皐(チャン・ボゴ)の主要拠点であった場所が現在の全羅南道・慶尚南道・済州道であり現在も全羅南道の高興郡、莞島郡、長興郡、珍島郡では全国の生産の約70%を占めています。
また、ここ十数年で日本におけるパプリカの需要は急増しました。2000年には年間輸入量が10,205トン、韓国産は19.8%だったのに対し、2020年の年間輸入量は30,143トン、韓国産が占める割合は82%に増加しました。他のパプリカ主要産国に追随を許さない、圧倒的なシェアを誇っています。
韓国の柚子茶
韓国の柚子と聞いて皆さんすぐに思い浮かぶのが「柚子茶」でしょう!お茶と言っても韓国の柚子茶は蜂蜜や砂糖で煮込んだ甘いジャムのようなもので、皮も細かくスライスされて入っている事が特徴です。韓国では昔から風邪の予防等で飲まれており、日本でも韓流ブームをきっかけに広く愛されている韓国食品の一つとなりました。寒い冬にはホットで、暑い夏は水や炭酸水で割って、もしくはジャムのようにパンにつけたりヨーグルトに入れたり幅広い用途でお楽しみいただけます。
また、韓国産の柚子茶は世界的にも愛されており輸出は毎年増加傾向にあります。このうちの約90%を中国・日本・香港・台湾向 けに輸出しており、中国での韓流ブームで今後益々需要が増加する見通しです。