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パプリカ

肉厚で甘みがあって、ジューシー
韓国で育ったおいしいパプリカ

 ぷっくりと厚みのある果肉は甘みがたっぷりでジューシー、ピーマンに似た外観でありながら苦くない一一そんなおいしさが認知され近年人気が高まっているパプリカ。その可能性を早期に見出した韓国では、約20年ほど前に主産国であるオランダから施設栽培の技術を導入し、いち早く生産に取り組んできました。その結果、韓国政府が力を注ぐ高級農産物プランド「フィモリ」の対象品目にも選ばれ、最近では韓国国内でも人気の高い野菜となってきています。
 韓国のパプリカ栽培の最大の特長は、「日本のみなさまに安心して召し上がっていただける野菜を」という思いから、輸出を前提とした技術を磨いてきたこと。その結果、作物そのものの品質向上だけでなく、日韓両方の厳しい安全基準のクリア、農薬等を低減した栽培、そして厳密なトレーサビリティ管理が可能となりました。また“距離の近さゆえの新鮮さ”というメリットも感じていただけるようになってきています。

 

 

最先端技術で丁寧に生産される韓国のパプリカ

 パプリカの産地は、ソウルより南に位置する慶尚道や全羅道といった温暖な地域、季節に応じた温度管理により、一年を通じて収穫が可能です。特筆すべきは、安定供給のために、全農家の施設内の温度や換気状況など、パプリカに最適な生育状況をコンピューターで管理していること。また、農薬を低減するために、「天敵栽培」も採用しています。「施設内に作物に被害を与える害虫の天敵を放つことで、農薬を減らしています。こうして、国内だけでなく、世界一厳しい日本の農産物の基準をクリアしているのです:(農産貿易株式会社・キムバンクム次長)。

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流通のカギ「トレーサビリティ」と「鮮度保持」

 近頃、日本においても注目が集まっているトレーサビリティ。どこで生産されたものか細かく追跡できるように、流通経路を明らかにしておくためのシステムです。韓国パプリカの流通においては、品質の確かさや安全性に関してとりわけ気が配られているため、厳しくトレーサビリティが管理されています。  まず、農家が収穫したパプリカは輸出業者の選果場へ運ばれた段階で12桁の「生産履歴情報ID」が付与されます。これにより、輸出業者および生産農家が、作業員にもはっきりとわかるようになります。そのあと、他のIDのパプリカと混ざらないように検品され、サイズ別に選果されます。最終的に、輸出用に箱詰めされた段ボールにもIDのシールが貼られて船に積載され、日本へと届きます。
 トレーサビリティの他にも、韓国パプリカが信頼される理由は、その鮮度の良さと品質の高さ。新鮮さの秘密は、輸送距離の短さだけではありません。パプリカは収穫後、速やかに選果場に運ばれ、鮮度を保つための適温にも気を配って、作業が行われているのです。また品質が高い理由は、成熱が十分でないなど、規格に合わないものを目視でしっかりと選別しているから。輸出に適したものだけがサイズ別に丁寧に箱詰めされ、出荷されています。

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韓国で増加する生産量、日本で増加する消費量

韓国におけるパプリカの生産量は、年々増え続けています。2004年には、20,551トンでしたが、その2年後には8,000トン増加し、28,148トンに上昇。その後、右肩上がりに成長を続け、現在は80,000トン以上にまで増えました。日本を中心に、海外における需要が高まっていることに加えて、韓国国内における消費量が伸びたことも、成長の要因です。

また、ここ十数年で日本におけるパプリカの需要は急増しました。2000年には年間輸入量が10,205トン、韓国産は19.8%だったのに対し、2020年の年間輸入量は30,143トン、韓国産が占める割合は82%に増加しました。他のパプリカ主要産国に追随を許さない、圧倒的なシェアを誇っています。

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<図1>韓国産パプリカ生産量

​出典:韓国農林畜産食品部

<図2>2021年日本のパプリカ輸入量

​出典:財務省輸入統計

新鮮なパプリカが毎日韓国から届きます

 韓国パプリカは、より日本に近い釜山港から船で輸送され、主に博多港、下関港、大阪港、東京港の4港へ届きます。輸送にかかる時間は最短で約8時間。船は毎日就航しているので、新鮮なパプリカをお届けすることが可能です。もっと日本のみなさまに、「おいしくて安全で、新鮮な韓国パプリカ」を味わってほしい一一それが私たちの願いです。

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