人気ブロガーがお伝えする!今、韓国食品のここがアツい!【第18回】
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雨が降らなくてもマッコリが飲みたくなるマッコリの美力
アンニョンハセヨ。韓国ブロガー「チョンチョニでけんちゃな」のuccaです。
秋の冷んやりとした空気が心地よくなってきましたね。韓国留学中、秋になると友人たちと軽い登山やハイキングに出かけました。頂上ではアジョシやアジュンマたちが、マッコリで乾杯している姿が定番で、私たちもよく真似をしたのを思い出します。
山登り中にお酒を飲むなんて斬新ですよね(笑)でもマッコリって乳酸菌が豊富で、腸にもお肌にも良さそうなので罪悪感がなくなるから不思議です。と言うわけで老若男女に親しまれている「マッコリ」の美力に迫ります!
ソウルで私が通っていた語学堂は「マッコリとジョン」が有名な街だったので、雨が降ると「今日、マッコリ?」「コルッ!」なんて会話をよく耳にしました。
皆さまはマッコリの他に「ドンドン酒」というのを見かけた事はありませんか?では、このマッコリとドンドン酒、その違いをご存知でしょうか?
私は、マッコリの上澄み液がドンドン酒だと聞いた事がありましたが、これも一説に過ぎないようなんです。そこでマッコリ業界の見解を、クッスンダンの株式会社BSJ 金社長とウリスルジャパン株式会社の半田社長に伺って参りました。
やはり、韓国でも諸説色々あるそうですが、韓国語で「荒く濾す」という意味の通り、醪(もろみ)を酒と酒粕に分離(上槽)させ、そこに水を加えたお酒がマッコリです。一方、上槽させたお酒にお米を投入し、再発酵させたお酒をドンドン酒と言います。ですので、マッコリよりもアルコール度数が高く、お米の粒々が残っているのが特徴なんだそうです。この違いを伺い、改めてマッコリとドンドン酒を飲み比べてみたくなりました。
では、マッコリにはどんな種類があるかご存知ですか?大きく分けると、熱処理をせず乳酸菌や酵母が生きている(発酵している)生マッコリ、熱処理により発酵が止まっている殺菌マッコリ、そして殺菌マッコリに炭酸を加え清涼感を味わえる炭酸マッコリがあります。
生マッコリは基本賞味期限が1週間程度ですので、海外どころか韓国国内でも流通させる事が難しいですよね?そこで熱処理を加える事で、乳酸菌や酵母の発酵を止め、賞味期限を1年以上にまで延ばす事ができた殺菌マッコリが誕生した訳です。
日本で最初に飲まれるようになったマッコリは、この殺菌マッコリ。ですので、日本では、シュワシュワとした生マッコリよりも、発泡していないこってりとした殺菌マッコリを好む人が多いそうなんです。なんだか不思議ですね。
しかし、本来韓国ではマッコリというと「生マッコリ」が基本。生きている状態の生マッコリを日本を初め、世界各国でも飲めるようにした先駆者と言える存在が、シャンパン方式を開発し、特許を取得したクッスンダン(BSJ)です。このお陰で日本にいても、発酵している生のマッコリを飲む事ができるようになったのですから、マッコリ好きには「神」のような存在に思えます。
数年前から韓国の若い層でもマッコリ人気が上昇されたキッカケが、フレーバーマッコリだそうです。
バナナや梨やマスカットなどたくさんのフレバーマッコリが出ていますが、ウリスルさんでは秋味のフレバーマッコリも人気なんだそうです。
栗やコグマ(サツマイモ)、そして間も無く発売予定の「トウモロコシマッコリ」。どんなお味なのかワクワク&ドキドキです(笑)ウリスルジャパンのオンラインショップで購入できるそうなので興味のある方は覗いてみて下さい。
私はドライなマッコリが大好きで、甘いマッコリはちょっぴり苦手です。そこで、甘いマッコリと出会ってしまった時のオススメの飲み方があります。
「ビールと割るだけ」というとてもシンプルな方法ですが、これが結構クセになるんですよ?
マッコリが苦手な男性にもオススメですので、是非一度「マンメッ(マッコリ+メクチュ)」をお試し下さい!
マッコリはチヂミ(ジョン)との相性はもちろんのこと、辛い韓国料理との相性は世界一です!そして美味しく飲むだけではなく、発酵の力で美腸・美肌と美容効果も期待できちゃう美力溢れるマッコリ!みんなで美味しく飲んでキレイ!になりましょう!
いかがでしたでしょうか?
マッコリの美力、皆さまに届きますように!最後に私からご挨拶があります。
2018年からコラム「人気ブロガーがお伝えする!今、韓国食品のここがアツい!」を担当させて頂き、楽しく韓国食品をリポートさせて頂きましたが、今回の18回目を最後にコラムを卒業することになりました。
今まで読んで下さいました皆さま、ありがとうございました。
またどこかでお目にかかれる時まで「アンニョン」!