八道料理

黄海道(ファンヘド)料理

黄海道は穀倉地帯が広がり、米や雑穀の生産量が多く、さらにはこの雑穀をエサにして家畜を育てているので、豚肉や鶏肉に独特の味わいがあります。また、貝類が良く採れるため、貝料理の種類は特に多いのが特徴です。味付けは程よいあんばいで、飾らない料理と言えます。
野菜や海鮮を入れて、白菜で丸く包むポッサムキムチが有名です。ポッサムキムチは唐辛子の使用量が少なく、さっぱりとした味わい。黄海道の味付けを最大限に活かしたキムチです。
<代表的な料理>
かぼちゃのキムチ鍋(エホバクキムチチゲ)、キムチご飯(キムチパプ)、茹でハマグリ(チョゲウルム)、貝のなれ鮨(ヨナンシッケ)、黍粥(ススチュク)

キムチ炊き込みご飯(キムチパプ)

キムチ炊き込みご飯(キムチパプ)김치밥

キムチ炊き込みご飯は、20世紀にキムジャンが活発に行われるようになって、作られるようになりました。穀倉地帯が広がり、食文化の豊かな黄海道(ファンヘド)の郷土料理ですが、全国的に良く食べられています。炊き込みご飯に使うキムチは、ムグンジという酸味の強くなった熟成したものを使います。加熱により酸味が旨味に変わって、味わい深い美味しさになります。どの家庭にも白菜キムチが常備されているので、手軽に作れる点が魅力です。

ポッサムキムチ

ポッサムキムチ보쌈김치 

ポッサムキムチは食材が贅沢で、野菜は良い部分を少量使い、牡蠣、タコ、イカなどの海鮮も一緒に入れます。手間のかかった、辛くない上品な味で、正月に必ず食べました。具を入れて包むことから、福を包むという意味もあります。ポッサムキムチはキムチの王様と言われ、朝鮮王朝時代には王様のお膳にも度々並びました。、平安道(ピョンアンド)の開城(ケソン)で採れる白菜はとても良質だったので、このキムチがよく作られました。