料理紹介

豚肉の甘辛炒め(チェユククイ)

豚肉の甘辛炒め(チェユククイ) 제육구이 

チェユククイは、チェユクが豚肉、クイは焼き物を意味で、辛く味付けして網で直火焼きした豚肉の焼肉のこと。クイと名前がついた料理には網が使われます。チェユククイ韓国では昔から豚をたくさん育てており、豚肉を利用した調理法が発達しました。朝鮮時代の調理本で1670年頃に刊行された「飲食知味方(ウンシクディミバン」には、豚肉を調味してから小麦粉をまぶし炒める方法が紹介されています。似たような料理にチェユクポックムがありますが、ポックムはフライパンで炒めたものになります。

宮廷風焼き肉(ノビアニ)

宮廷風焼き肉(ノビアニ) 너비아니 

ノビアニは宮廷料理の焼肉のこと。ノビアニの由来は、乾いた牛肉を広くそぎ切ったとして付けられた名前で、長く包丁目をたくさん入れるので肉質がやわらかさが特徴です。ノビアニは網にのせて直火で焼き、器に盛り付けて出されますが、戦後に焼肉店を開こうとした人たちが、ノビアニは時間がかかりすぎるという理由で採用せず、客が直接焼いて食べるプルコギを取り入れたところ、大人気となりました。ノビアニは宮廷料理の流れから高級感があるため、現在は韓定食の店で食べられます。

宮廷トッポキ

宮廷トッポキ 궁중 떡볶이 

宮廷トッポキは、醤油で味付けして餅と野菜の炒めもので、名前の通り宮廷料理にあたり、お正月用の特別食でした。餅は元々高級食材だったため、庶民の口には入りませんでした。使用する餅はうるち米が原料のため、火を通しても形が崩れず、適度な弾力がクセになります。本来18世紀以前までは醤油で味付けした辛くないトッポキを主に食べていましたが、1950年代以後、コチュジャンを利用した辛いトッポキが定番となり、屋台料理として人気となりました。

テナガダコの炒め物(ナクチポックム)

テナガダコの炒め物(ナクチポックム) 낙지볶음 

全羅道(チョルラド)の務安(ムアン)はテナガダコの産地で、干潟があります。手長ダコ料理はバラエティに富んでいて、生きたままのぶつ切りをゴマ油と塩で食べるサンナクチ、たっぷり野菜と一緒に煮込んだナクチジョンゴル、そして、辛く炒めたナクチポックムと、手長ダコだけでコース料理も可能なほどです。変わったところで、タコを巻き付けて焼き上げる料理は、全羅道ならではです。秋から冬までが手長ダコが旬。この時季は特に強壮力が高いので、良く食べられます。

どんぐり豆腐の和え物(トトリムクムチム)

どんぐり豆腐の和え物(トトリムクムチム) 도토리묵 무침 

冬の寒さが厳しい江原道では、どんぐりも食用にしました。どんぐりのでんぷんを練り上げてゼリーのように固めたものをムクといい、野菜と和えた料理はポピュラーで、飲食店ではおかずとしてよく登場します。あまり食べ物がない時代には特別な料理として作られましたが、カロリーが低く、食物繊維も豊富なため、最近ではダイエット食品として注目されています。昔はムクを自分で作る家庭が多かったのですが、いまは市販のものを使って簡単に和え物を作っています。

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