料理紹介

参鶏湯(サムゲタン)

参鶏湯(サムゲタン) 삼계탕

熱を以て熱を治めるという四字熟語、以熱治熱(イヨルチヨル)にふさわしい料理の一つがサムゲタン。1766年の書物「増補山林経済」に紹介されていてる軟鶏蒸(ヨンゲチム)は、ひな鳥のお腹に具をつめてじっくり煮込み、しょうゆとゴマ油で味付けするもので、これがサムゲタンのルーツだと考えられています。韓国では陰暦の6月から7月にかけての約3週間が最も暑い三伏(サムブク)といわれ、鶏肉や韓方食材をじっくりと煮込んだサムゲタンで酷暑を乗り切ります。

キムチチゲ

キムチチゲ 김치찌개

キムチチゲは、古漬けキムチの味が決め手。美味しいムグンジさえあれば、失敗がありません。キムチチゲは、テンジャンチゲ(味噌チゲ)と共に韓国の代表的なチゲで、豚肉・牛肉・魚介などを入れて一味変わった味を出したりもしますが、相性の良い豚肉との組み合わせが多く、手軽さからツナを入れることも良くあります。また、キムチは食卓に常に上がる食べ物で、キムチご飯、キムチの煮物、キムチジョンなど多様な料理に使われています。

白身魚の饅頭(オマンドゥ)

白身魚の饅頭(オマンドゥ) 어만두

韓国料理には魚と肉を一品に仕立てるものが多いのが特徴で、中でも代表的なのが白身魚の餃子(饅頭)です。通常はそば粉や小麦粉で皮を作りますが、餃子は白身魚を皮にしています。1719年に刊行された料理書「進宴儀軌(ジニョンイクェ)の中で、オマンドゥの記述があり、当時は宮中の宴会などで食べられていました。この料理は白身魚で作るので味が淡泊。主に夏に食べられましたが、この頃は季節に関係なく特別な日に食べられています。

小豆粥(パッチュク)

小豆粥(パッチュク) 팥죽

小豆粥(パッチュク)は、一年で夜が最も長い冬至に食べる食べ物で、赤い色が悪鬼を払い、病気をなくすと信じられました。昔はあずき粥を家の中でまいて、厄よけをしていましたが、現在は食べるだけになりました。粥に入っている餅はセアルシムと言い、鳥の卵の心という意味で、年の数だけ食べると一年が安泰に過ごせると信じられています。小豆粥の味付けは地域によってことなり、通常は塩ですが、南の地方では砂糖を入れて食べます。

肉団子のチヂミ(ユクウォンジョン)

肉団子のチヂミ(ユクウォンジョン) 육원전

肉団子のチヂミは、朝鮮時代の宮廷料理。韓国語でユクウォンジョン(ユグォンジョン)と言います。由来は、肉(ユク)を利用して丸く円(ウォン)形に作ったジョン(チヂミ)という説と、大きさがまるで昔の銭と同じだと言って付けられたという説があります。食べ方は、そのまま酢醤油につける方法と、宮廷料理の中でも一番豪華な鍋、シンソルロの具材にする方法があります。シンロルロのときは、直径1~2センチ程度の大きさにして、スープと一緒にいただきます。肉団子のチヂミは、トングランテンという言い方もあります。

もっと読み込む