K-FOODコラム

5. 新米を使ってマッコリ・ヌーボー

05、新米を使ってマッコリ・ヌーボー

 

 

マッコリの旬とはいつでしょう。

 

人によって意見はさまざまでしょうが、

僕の場合は少し悩んで、

 

「春夏秋冬、四六時中!」

と答えるかもしれません。

 

さすがに常時飲みっ放しという訳ではないですが、

1年を通して美味しく飲んでいますし、たまに昼酒もあります。

いつ飲んでもスッキリ美味しいのがマッコリです。

 

とはいえ、夏の暑い時期には向きますし、

あとは梅雨の時期というのもマッコリ日和ですね。

韓国には、

「雨の日にはマッコリを飲んでチヂミを食べる!」

という習慣があります。

 

雨の日は農作業ができないので自宅でのんびりするからとか、

屋根をたたく雨音がチヂミを焼く音に似ているからとか。

理由はさまざま語られますが、なかなかに風流な習慣です。

 

そして、もうひとつマッコリを飲むタイミングとして……。

 

 

新米の出る季節に味わう、というのがありますね。

 

この銘柄は釜山(プサン)あたりの定番商品ですが、

左上にハングルで、

 

「ウリ ヘプサル(私たちの新米)」

 

と書かれています。

 

冒頭の写真、センターに置かれた緑のボトルが、

通年で販売されているレギュラーの商品。

新米を使った商品は白いボトルと分けられています。

 

これはここ数年、ぐっと注目されてきたのですが、

新米を使ったマッコリを秋にはよく見るようになりました。

 

マッコリの原料はお米。お米が美味しいのは新米の季節。

 

そんな理由から、各メーカーもこぞって、

新米をアピールしたマッコリを出しているようです。

 

また、2009年秋からは、

「マッコリ・ヌーボー!」

という単語も登場。

ワインの新酒ボジョレー・ヌーボーにひっかけて、

新米マッコリを楽しむ習慣が広がりつつあります。

日本でもイベントが企画されているようですよ!

 

 

さて、そんなマッコリの新しい世界ですが、

他の切り口からも多様な試みがなされております。

 

まず、ソウルなどで増えているのがマッコリバー。

それも、ただたくさんのマッコリを揃えるだけでなく、

最近はマッコリメーカーが、

「自社の商品をもっと知って欲しい!」

ということで自らショップを出すようになりました。

商品のPRですから、品質や状態はそれこそ折り紙付き。

マッコリに合わせた料理なども充実しています。

 

 

あるいは旅行会社などとのコラボで、

醸造場を訪ねるツアーなども人気があります。

 

歴史のある醸造場を訪ねてマッコリの造り方を学び、

そして出来立ての試飲もさせて頂けるという企画。

最近は醸造場の一角を、ミニ博物館を設けるなど、

観光客の誘致に力を入れるところも増え始めました。

 

 

最後はオマケ。

 

話の流れから想像がつくかと思いますが、

これがなんと、マッコリアイスなんです。

 

ソウルの弘大(ホンデ)あたりに行ってみると、

自家製アイスの店が、ちらほら出来ているんですね。

そこでは韓国的なテイストも意欲的に取り込んでおり、

マッコリのほかにも伝統餅などがアイスになっています。

 

食べると、本当にマッコリの味がするんです。

むしろ、甘酒のような香りを強く感じるというか。

 

「あ、マッコリ!」

と感じられた瞬間の楽しさはなんとも格別です

  

 

<次回のテーマ>

6回:みんな揃ってキムチを漬けよう

11月から12月にかけてはキムチを漬けるシーズン。春まで食べるキムチを大量に漬けます。

 

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