K-FOODコラム

23. 美味しい韓国海苔の選び方




韓国が誇る特産品、海苔。



韓国旅行におけるお土産の定番でもありますし、

今では日本のスーパーでも買えるようになりました。

ごはんのお伴によし、晩酌に添えてもよし。

ちょっとしたオヤツがわりにもなったりします。



韓国のスーパーに行けば山と積まれているので、

あれこれ選びながら買う楽しみがありますよね。



でも、最近は銘柄も増え、また商品ごとに特徴もあり、

どれを選んでよいのか、悩ましいことも多々。

そこで韓国海苔を選ぶ際に、一定の目安となる、

選び方の方法を紹介したいと思います。






まず、海苔の種類は大きく分けて4つ。



・トルキム(岩海苔) →高級品質

・パレキム(青海苔) →香りが鮮烈

・チェレキム(在来海苔) →一般的な海苔

・キムパッキム(海苔巻き海苔) →ぶ厚め、味なし



品質で考えるならトルキムがおすすめ。

青海苔の風味が好きならパレキムも捨てがたいです。

まずはこの違いを押さえておいてください。



次に味付けですが、最近は油にこだわるのが流行り。

一般的にはゴマ油を塗りますが、



・エゴマ油使用

・オリーブオイル使用

・グレープシードオイル使用



といった商品が多数出ています。

これらの商品はたいていその風味を強調するので、

一般的な海苔に比べて油が強く濃厚です。



海苔の風味はそのぶん控えめになりがちですが、

こってりパンチのある味わいを楽しめます。



最後は産地。



最近は海苔の品質にこだわる商品が増えており、

オーガニック海苔なども登場してきました。

また産地を明記してアピールする場合も多いです。



韓国における海苔の主産地は西海岸。

忠清南道の海沿い地域に名産地が集っており、



・広川海苔(忠清南道洪城郡)

・大川海苔(忠清南道保寧郡)

・舒川海苔(忠清南道舒川郡)



などと大きく掲げた商品をよく見かけます。



あくまでも傾向としてという話になりますが、

地域をブランドに掲げる商品は海苔の品質こそがウリ。

いい海苔に当たる確率がぐっと高まります。



ただし、メーカーによる部分も大きいので、

必ずしもという訳ではないのをご容赦ください。






パッケージングされた商品でなければ、

目の前で油を塗って焼いた海苔が風味で勝ります。

市場などでも、スーパーの店頭であっても、

こうした焼き立て海苔を売っていたりしますよね。



目の前で焼いているなら味見もできるので、

自分好みか確かめたうえで買えるのもメリットです。






海苔によく似ているけど海苔じゃない商品も。

韓国語でカムテ、日本語でカジメと呼ばれる海藻を、

海苔と同じように薄い紙状にまとめています。



海苔よりも隙間が多く透けて見えるぐらいで、

食感がしなっと柔らかく、海苔よりも緑が強い色合い。

風味も海苔とは異なり、磯の香りが強調されます。



カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)の、

専門店に行くと稀に出てくることがありますが、

カニミソを混ぜたごはんと食べればたいへん美味。



ワタリガニやカジメも西海岸の特産品ですから、

海苔も含めて、相性抜群なのは納得ゆくところです。

韓国海苔とともに見つけたら試してみてください。






もうひとつ似たような組み合わせでご紹介。

忠清南道の海沿いは天然牡蠣の名産地でもあります。



冬になると岩にへばりついた牡蠣をとって、

生牡蠣で食べたり、焼き牡蠣、蒸し牡蠣にしたり。

調理法はさまざまですが、



・クルバッ(牡蠣めし)



というのもたまらなく美味しい料理です。

これを食べるときも、やはり良質の海苔を用意して、

包んで味わうことで香りの鮮烈さが倍増。



ほわっ。



と鼻から抜ける牡蠣の風味と海苔の風味に、

思わず身体中が包まれたような錯覚に陥ります。



こうした飲食店で美味しい海苔に出合った場合、

使っている銘柄やメーカーを尋ねてみるのが最後のコツ。

プロはさすが美味しい海苔をよくご存じです。



以上、よかったら参考にしてみてください。

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